Google Adsenseの申請で「サイトにリーチできません」を解決する方法
こんにちは!Nozinekoです。
今回は私がGoogle Adsenseの申請にあたり引っかかったポイントを記事にします。
ズバリ「お客様のサイトにリーチできません」を解決します。
おそらく2019年12月現在、はてなブログProとお名前.comの組み合わせで詰まる人は多いのではないでしょうか。
相性の問題なので、出来れば解決してくれることを祈るばかりですが…
先人の知恵を借りながら何とか解決できましたので、
今後同じ組み合わせでGoogle Adsenseの申請をする人の助けになればと思います。
※2019年12月上旬時点の情報です。
※記事掲載の時点で情報が古い可能性があります。
目次
私のブログ環境
ブログサービス:はてなブログPro
独自ドメインの取得先:お名前.com (お名前ドットコム)
レンタルサーバーなし
はてなブログPro+お名前ドットコムのみのシンプルな構成です。
何故Adsenseの申請時に「サイトにリーチできません」と表示されるのか
私のブログを例にあげて一言で表すと、
Googleが審査のために「https://nozineko.com」へアクセスしようとしたが
アクセス出来なかったからです。
Adsenseのアカウント申請時に「お客様のサイトURL」を入力するところからなぜか
「www」などのサブドメインがないURLで審査のためにアクセスします。
何度も繰り返し直そうとしましたが通らなかったので仕様なのでしょう。
はてなブログで独自ドメインを設定する際はサブドメイン(wwwなど)が必須です。
しかし、Google側がそのサブドメイン無視してしまうのでお互いにミスマッチしている状態ですね。
一般の利用者からはあまり意識しませんが、
②https://nozineko.com ←Adsense審査時に使おうとするアクセスURL
③http://www.nozineko.com ←はてなブログでのURL形式その1
④https://www.nozineko.com ←はてなブログでのURL形式その2
これらはGoogleからするとすべて別のサイト扱いになります。
そしてGoogleはAdsenseの審査時に②の形式でアクセスしようとしますが、
②のアクセスでははてなブログ側の仕様でアクセスできない状態です。
(はてな側は③か④以外は認めていないため)
なのでGoogleは「お客様のサイトにリーチできません」となります。
この問題を解決するために必要な事は、以下ですが今回は2番目で解決しました。
・お名前ドットコムなどのドメイン提供サービス元で転送設定を行う
→ただしお名前ドットコムではhttps://の転送は不可。
・レンタルサーバーを借りて転送設定に必要な処理を行う。
→今回こちらで解決。
・はてなブログProをやめてレンタルサーバーにブログを移管する
→まだ始めて間もないのでとりあえず1年我慢。
※レンタルサーバーを新規に借りているため、お金がかかります。
お金をかけたくない方は無料レンタルサーバなどでも対応可能な場合はありますが、
その場合は自己責任でご対応ください。
準備するもの
・お金
→レンタルサーバの契約料金です。
私はXREAのレンタルサーバを借用しました。年額で2500円ほどです。
・多少の根気
→小難しいことをやるので少しばかりの根気が必要ですが、
Adsenseの申請に通すために頑張りましょう!
Adsenseの審査を通す時点で完了していると思いますが、
こちらの設定は先に実施しておきましょう。
・パソコン
あっちらこっちら設定することになるのでパソコンからだとやりやすいです。
手順
1. XREAのレンタルサーバを借りるためアカウント作成
・xrea.comにアクセスして「無料アカウントを作成」しましょう。
・XREAのサーバをレンタルするにはバリュードメインのアカウントも必要です。
まずはこちらのアカウントから作成しましょう。(無料です)
どちらも運営母体はGMOという上場企業ですのでご安心ください。
・必要な情報を入力してアカウントを作成します。
・アカウントの作成が終わったら次はXREAのアカウントを作成します。
わかりやすくするために独自ドメインを取得したものと同じものにしましょう。
登録が完了したらメールが送られてきます。これでアカウント作成は完了です。
2. レンタルサーバの契約する
まずはログインして管理画面に行きましょう。
登録したメールアドレス宛に送られてきた登録完了メールから管理画面にログインします。
・レンタルサーバを契約するため「購入」を押します。
・契約する期間を選択して契約しましょう。
年額2500円なら月200円ですのでジュース2本分で済みます。
・契約が完了したら次のステップに行きましょう。
3. 契約したレンタルサーバに向けた転送設定を行う
XREAの場合、以下に表示されています。
・メモをしたら独自ドメインを提供しているサービスのサイトで設定します。
私の場合はお名前ドットコムです。
・「ネームサーバーの設定」>「DNS設定/転送設定」の順に遷移
契約しているドメインを選択して次へ。
「DNSレコード設定」を選択。
・取得した独自ドメインの「A」レコードにある値を、
先ほどメモしたレンタルサーバのIPアドレスに変更して保存します。
※設定を変えて保存する前に、もともと登録されていた値に戻せるように
写真を撮るなどして設定をバックアップしておきましょう。
※設定が反映されるまで数分~数時間かかります。
これで契約したレンタルサーバへの転送設定は完了です。
4. レンタルサーバに取得した独自ドメインの設定をする
この時点でnozineko.comへのアクセスはレンタルサーバを経由することになります。
ここでレンタルサーバに取得した独自ドメインを設定してあげましょう。
・レンタルサーバの管理画面に戻り、「新コントロールパネル」を選択
・取得した独自ドメインを追加します。
「Aレコードのチェックを行う」を実施し、正常に追加できればオッケーです。
これでレンタルサーバに対して取得した独自ドメインからアクセスできるようになりました。
5. 設定ファイルを追加して独自ドメインのリダイレクトを行う
ここまでくればもう一息。頑張りましょう。
・先ほどの管理画面から「サイト設定」>「独自ドメインのサイト」を確認し、
雲のようなアイコンを選択
・ファイル作成を選択
・以下のコードをコピペ+編集して保存します。
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^nozineko\.com$
RewriteRule ^(.*)$ http://www.nozineko.com/ [R=301,L]
※「www.nozineko.com」の部分ははてなブログで設定している独自ドメインと合わせてください。
例:blog.hogehoge.jpであれば以下のように。
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^hogehoge\.jp$
RewriteRule ^(.*)$ http://blog.hogehoge.jp/ [R=301,L]
新規ファイル名:.htaccess
保存ボタンはフロッピーみたいなアイコンです。
・保存されたことを確認するために戻ります。
ちゃんと保存されていればオッケー。
これで設定は完了です。
お疲れ様でした!
6. ちゃんとブログにアクセスできるか確認してみる
ここまでの設定が出来れば、
「https://nozineko.com」へのアクセスは
↓
「https://www.nozineko.com」に変換されてブログが見えるはず。
ブラウザを立ち上げてURLを打ち込んでみましょう。ここの確認はFirefoxを使ってやってみましょう。
Chromeで確認するとキャッシュが残ってしまい面倒です。
これでようやくGoogle Adsenseの申請を通すために必要な
「お客様のサイトにリーチ出来ません」が解決するはずです。
既に申請済みで却下されている場合は問題が解決しましたので、再申請をしてみましょう。
お疲れ様でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私と同じようにはてなブログPro+お名前ドットコムだけではGoogle Adsenseの審査に必要なサイトへのアクセス問題が解決できません。
ですのでレンタルサーバの契約やサーバに設定が必要になったりなど、少しの手間とお金が必要になってしまいます。
こればっかりははてなブログ、Google双方の相性の問題とも言えますので
今後改善されることを期待したいと思います。
今回のポイント
この問題ははてなブログ、Google側の仕様のミスマッチによる問題です。
①Google Adsenseの申請時に登録するURLは「https://domain.com」の形式である
②一方、はてなブログでは独自ドメインにサブドメインが必須となるので
「https://www.domain.com」のような形式になる
③上記の双方の仕様の違いにより、Google Adsenseの新規審査時に「お客様のサイトにリーチできません」となってしまい先に進まなくなってしまう
④お名前ドットコムの転送設定では「https」から始まるURLの転送設定が出来ないため解決できない
⑤これらを解決するためにはレンタルサーバを契約し、Adsenseの審査に必要な「https://domain.com」に対するアクセスを転送することで解決する。
といった感じとなります。
最後に
一度Adsenseの審査に通ってしまえばその後のドメインに関する問題は起こらないですし、
既に審査に通っている方はこの問題は起こらないと思います。
繰り返しにはなってしまいますが、
少しの手間とお金が必要になってしまいますので、
実施する際はあくまでも自己責任で対応を行っていただくようお願いいたします。
この情報が皆さんのお役に立てれば幸いです。
それではまた!